11月23日は勤労感謝の日です。自粛で休止していた新そばの奉納を4年ぶりに再開することが出来ました。今年はそばの奉納に加えて新米を奉納する団体も加わり、山内流篠笛の皆さんの演奏が加わり厳かに本殿で奉納式を挙行することが出来ました。幸い天気にも恵まれ多くの参拝客が訪れ、 振る舞いの生そばの無料配布は大いに喜ばれ、用意した150食は瞬く間に皆さんの手にわたりました。
秋保新そばまつり2023と三段位認定会が開催されました
11月18日(土)と19日(日)の2日間にわたり仙台市秋保市民センターで新そば祭りが開催されました。18日は「親子そば打ち研修会」を19日は「全麺協そば道三段位認定会」が行われ並行して野外では新そばの打ち立てが販売され、秋保の新鮮な野菜を始めとする多くの産品も陳列されました。両日とも天候に恵まれて会場に来た方々に新そばを味わって頂きました。
午前中から「親子そば打ち体験会」が行われました。
また当日アトラクションとして仙台雀おどり「伊達雀」の皆さんが来場者に見事な舞を披露してくれました。
日が変わって19日はいよいよ三段位の認定会が開催されます。
認定会終了後、仙台市若林区に本拠を置く「羽跳天」のみなさんが駆けつけ会場で大変ダイナミックな踊りを披露してくれました。
今回二日間にわたり後援いただいた仙台市、秋保地区の皆さん、遠くから応援に来て下さったいわきそば塾始め協力頂いた皆さんに篤くお礼申し上げます。
秋保中学校のそば学習
11月1日(水)と11日(土)令和5年度の秋保そば学習が秋保中学校で行われました。これは秋保で受け継がれてきた「そば文化」を学び実際にそばを打ってみて地元の食文化への理解、関心を持ってもらうことです。またこれらの学習は家庭科の授業としての正規の授業として行われます。宮城手打ちそば研究会はこれらの授業に正規の講師として2名を含む20名がそば打ちの現場に指導者として参加しました。
まず11月1日(水)に事前授業を柏倉代表と遠藤副代表が特別非常勤講師として二校時を1年生から3年生を対象に、そばの歴史、そば切りの用語や読み方をわかり易く説明しました。
また実技で使用する各種の道具、粉類、服装の準備に加え次週のそば打ちの工程を11段階に分けた動画で事前説明を行い理解を深められるように準備しました。
いよいよ11日(土)当日です。
・そば打ち授業のあと生徒の感想文が提出されました。とても興味深い内容で教える側としても勉強になり全部を紹介したいのですが、二、三ご紹介します。
感想文(抜粋)
・動画でちゃんと事前に確認していても、本番でやってみると思ったとおりに行かなくて焦ったけど先生がわかりやすく教えてくれたので家族にも美味しいって言ってもらえました。今年は太さがうどんだったので来年はそばの太さに切って。味も見た目も完璧なそばを作りたいなって思いました!
・去年したことを少し忘れていて、混ぜるときの手の使い方や生地を伸ばし丸くする作業がとても難しかったです。切るときは、細すぎず、太すぎず同じ太さに切れるように頑張りました。終わったあと蕎麦を食べてみてとても美味しかったので、一生懸命頑張った会があったなと思いました!来年は、今年よりも美味しい蕎麦を作れるようにしたいです。
・3年間やってみて一番今年がうまくできたと思いました。そして思ったことは、経験を積んでいくと、上手になることを知りました。
最後に授業の評価を当研究会の「そば打ち検定(級)」をもとに担任の先生が行います。また結果を通信表および要録、調査表(入試・推薦等)にも記載されます。
根白石満興寺で新そば祭りが開催されます
青葉神社で新そば奉納が行われます
上記をクリックすると印刷用PDFファイルをダウンロードできます。
秋保新そばまつり2023が開催されます。
高段位者技術研鑽会が開催されました
9月2日(土)と3日(日)の二日間にわたって東日本支部主催で「高段位者技術研修会」が行われました。全麺協本部からは全国各支部に出向いて指導に邁進している、指導普及部長 井敏朗理事 をお招きし更に指導者として東日本支部芳田支部長と柏倉副支部長が加わり今回の開催に漕ぎつけました。
会場となった所は仙台市南に隣接する名取市閖上(ゆりあげ)に、環境省により設置された、「みちのく潮風名取トレイルセンター」で行いました。
青森県八戸市の蕪島から南は相馬市の松川浦まで海岸に沿って歩く全長1,000Kmに達する歩道とその設備です。
東日本支部の4段から5段までの高段者が十数名練習に集まり熱心に井指導普及部長の解説に聴き入ります。
「そば大学 in 横手」が開催されました
8月5日(土)と6日(日)の二日間にわたって「全麵協東日本支部」が秋田県横手市と共催で上記「そば大学 in 横手」が開催されました。これは全麺協の空白地帯であった秋田県に初の五段位が誕生した事からこれを記念して実施されたものです。
初日サテライト会場にて(中学生向けへの特別会場)
5日の初日午前中はそば大学に今回特別講演者として2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典博士をお招きしており、横手市の希望で、せっかくの機会に出来るだけ大勢の中学生に講演を聴いて貰いたいとの要望で横手市民会館で行うこととなり本会場より大きなサテライト会場となりました。
「これからの世界は君たちの手に ーいろいろな生き方を探るためにー」と題して受賞した研究対象のオートファジーの仕組みを説明します。
講演のあとでは多くの活発な質問があり30分以上にわたり丁寧な応答が行われました。
第1日 8月5日(土)の午後は本会場の横手市浅舞地区交流センターへ移動していよいよ「そば大学 in 横手」が始まります。
壇上に並んだ役員ならびに来賓、左から開会の挨拶をした芳田東日本支部長、赤羽専務理事、中谷理事長、演壇を挟んで大隅博士、横手市長代理それに鵜飼日麺連名誉会長です。
冒頭藤本横手副市長から市長祝辞披露があり引き続き、講演1中谷理事長の「全麺協の活動について」、講演2鵜飼良平氏「上野藪そば三代目そば屋のおやじの独り言」、講演3農研機構フェロー河部暹氏の「手打ちそばと海外交流」があり、その後再び大隅博士の特別講演「オートファジーになに?ー生きるためのリサイクルの仕組みー 」 と題した講演がありました。
鵜飼日麺連名誉会長の講演はご自身の著書等を紹介しながらの説明でわかり易く好評でした。
第1日のプログラムが終了した夕刻、今回参加した皆さんと一緒に交流会が開催されます。
第2日 8月6日(日)
前日に引き続き講演4は赤羽専務理事による「そば打ちを科学する」、講演5は農水省東北農政局園芸特産課千葉芳信課長から「そばをめぐる状況について」、講演6は宮城手打ちそば研究会柏倉代表の「そばにおけるちょっとした話題」と続き、秋田手打ちそば研究会佐藤代表の閉会挨拶です。
閉会挨拶のあと花束を受け取る佐藤晴夫秋田手打ちそば研究会代表
終了後の昼食は参会者の皆さんに、応援に駆けつけた宮城手打ちそば研究会の有志によるそばの提供があり喜ばれました。
仙台秋保そばフェスティバル2023が開催されました
7月1日(土)と2日(日)の2日間にわたって、4年ぶりにそばフェスティバルが開催されました。初日は「全麺協認定 初, 二段」の認定会2日めは「杜の都仙台そば打ち名人大会」です。また両日に渡って打ちたての秋保在来のそばを提供し来場した観客の皆さんに好評でした。また場外で恒例の秋保の生鮮産品を販売する市場が開かれ大いに賑わいました。
初日(初二段認定会)
初段の認定会の開始です。参加者19名が二組に分かれて行われます。
初、二段の結果待ちの間、井敏朗12代名人のデモ打ちに熱心に見入ります。
初段、2段の中で技術の優れた参加者に其々3名に敢闘賞の授与がありました。宮城手打ちそば研究会の松田会長から授与されます。
二日目(杜の都仙台そば打ち名人大会)
今回の「杜の都仙台そば打ち名人大会」は11月に福井市でおこなわれる「素人そば打ち名人大会東北予選」をも兼ねることになります。
講評並びに技能優秀者、東北予選通過者並びに「杜の都仙台大会そば打ち名人」が発表されます。
今回の「仙台そば打ち名人」に選ばれた大内卓さん。福井市で開催される「全日本素人そば打ち名人大会」には大内さんを含む3名が今回の予選を通過し出場することになりました。
今回の大会では仙台一番町そば塾、亘理山元そば塾、福島そば打ち会、いわきそば塾、青森県そば研究会秋保総合支所、秋保町内の皆さんなど大勢の方々から会場の運営などにご協力を頂きました。お陰様でで無事大会を終了できました。篤くお礼申し上げます。